ホームトレーニー必読!ぜったい後悔しないマシン選び!!
Vol.13 ホームジムづくりQ&A(1)
今回より趣向を変え、ホームジムをつくる上でいただく代表的なご質問を紹介していく。なかなか自宅で器具を揃えてトレーニングを行なう事は、様々な制約により難しい点もあるだろう。

少しでもジムづくりにおける疑問・障害を取り除くために役立てていただければ幸いである。


Q.器具を揃えたいのですが、最初に何をそろえたらいいのか教えてください。

A.トレーニングの目的にもよりますが、筋肉を大きくする目的でトレーニングを行うのであれば、バーベル・ダンベルといったフリーウェイトが良いでしょう。その理由は、レベルアップに応じて重量を増やしていく事ができるからです。ただし、ホームトレーニングの場合、一人で行うケースが多いので安全性の確保にも注意を払ってください。パワーラックがあれば、安全でかつほとんどのバーベル種目が行えるのでベストですが、スペースの関係でベンチ台しか用意できない場合は、セーフティサポートを利用する事で安全性を確保できるでしょう。

トレーニングのバリエーションとしては、パワーラックとベンチの組み合わせで、フリーウェイト種目はほぼカバーできますし、ベンチプレス台でも上半身の種目はほとんど行えます。また、アジャストベンチとダンベルでも同じように上半身を隈なく鍛えることができるでしょう。

初心者の場合、バーベルであれば50kg、ダンベルなら片方20kgぐらいから揃えると良いでしょう。その場合、プレートを用いて重量を調節できるタイプが便利です。

もし、筋肉を大きくする事にこだわらない、例えば健康管理、ストレス解消、引き締め等が目的であれば、マルチマシンを利用するのも良いでしょう。マルチマシンであれば、動作の軌道も一定なので、誰でも安全に正しいフォームでトレーニングを行える点が利点です。購入したその日から、しっかりトレーニングが行えるわけです。

> バーベル・ダンベル  > パワーラック

> ベンチ

> マルチマシンはこちらです。


Q.室内に器具を設置する場合、床の耐久性が心配です。

A.マシンの種類やプレートの量にもよりますが、畳一畳分のスペースにかかる重さとしては、重くても150〜200kgでしょう。という事は、大人3人程度の重さであり、そう考えれば床にとってそれほど大きな負担ではないでしょう。しかし、トレーニング中のウェイトの置き方によっては、振動が生じる事もあるので、それは考慮しておく必要があります。

また、マシンやベンチを安定させるために、ラバーマットを敷くと良いでしょう。一見平らに見える床でも、器具を設置してみると安定しない事も多いですし、床に傷がつくのを防いでくれます。また静音の効果もあるのです。

>ラバーフローリングはこちらです。


Q.ベンチプレス台でワイドタイプとナロータイプがありますが、その違いはなんでしょう。

A.ワイドタイプの最大の利点は、プレート付替え時にシャフトのバランスが傾かない事です。一人でトレーニングを行う場合、このプレートの付替えは意外にやっかいです。ナロータイプだと、シャフトを支える2本のラック幅が狭いので、片側にプレートが残った場合、バランスが崩れて跳ね上がるケースがあり危険な場合があります。しかし、ワイドタイプだとラック幅が広くバランスが崩れる事がなく、片側にプレートを残しても大丈夫なので、一人でも容易にプレートの付替えを行う事ができます。

しかし、スペースに制限のあるホームトレーニーの場合、ワイドタイプの設置は難しい場合も多いでしょう。そのような場合は少ないスペースで済むナローベンチを導入することになりますが、ラックにバーを押さえるフックが付いたものを選べば、プレート付替え時も安全です。

> ベンチ全般はこちらです。


Q.夜間にトレーニングする事が多いので音の問題が心配です。

A.確かにジムと違い、少しの音でも気になるのがホームジムの欠点です。バーベルをラックに戻す時、マシンのウェイトを置く時、プレートを付け替える時・・・、様々な場面で音が生じてしまうのです。重量物を使ってトレーニングを行う以上、避けられない事ではありますが、工夫によって多少でも軽減する事もできます。

床の問題のところでも挙げましたが、マシンやベンチの下にラバーマットを敷く事で、大幅に静音性を高める事ができます。また、プレートもラバー仕上げタイプを使用すると、プレート同士が接触した時に生じる「カチン」という音がでないのでオススメです。

> 床はどうしたらいい?音はうるさくない?プラン

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